写真:店舗内に掲載されている様々なギフト

読みもの贈りものストーリー

イベントレポート|雑貨コーディネーター オモムロニ。さんと考える『DAILY GIFTの選び方』

“ちょっとくちべた”でもギフトを通じて伝える想い

写真:イベントにて参加者がテーブルを囲み説明を聞く様子

贈ることを楽しむための場所として秋葉原に誕生した『SOZO BOX』は2月末でオープン1周年。2年目に入るSOZO BOXは、「贈りもの」を通じて自分の想いを伝えるプロたちと一緒に、SOZO BOXならではの、想いを伝えあう新しい”贈りもの文化”を作るため、さまざまなコンテンツを展開していきます。

1周年を記念して2月から3月にかけての1ヶ月間は『SOZO GIFT MONTH』と題し、贈りものを“もっと”楽しむためのイベントを展開しています。

その第1弾として2月22日・23日に開催したのは、雑貨コーディネーターのオモムロニ。さんをお招きしたワークショップ『DAILY GIFTの選び方』。

家族や恋人などの大切な人、お世話になっている先輩、同僚、久しぶりに会う友人などにちょっとした感謝やお礼の気持ちを込めてプチギフトを贈ることで、普段はなかなか伝えられない想いを伝えるきっかけになるもの。

皆さまにコミュニケーションツールとしての贈りもの(DAILY GIFT)をもっと身近に、日常的に楽しんでいただくため、オモムロニ。さんにギフト選びのヒントや、贈りもので想いを伝えるコツなどをたっぷりとご紹介いただき、最後には参加者全員でラッピングの体験もおこないました。

【プロフィール】

写真:雑貨コーディネーター オモムロニ。さん

雑貨コーディネーターオモムロニ。さん

日用品、文具、手みやげやギフト、家電、グッズなど、あらゆる“モノ”にまつわるセレクトやコラムの執筆、商品企画などを行う。グッドデザインかつ実用的でユーモアのあるモノ選びが得意。雑誌『&Premium』にて連載も持つ。著書に『DAILY GIFT BOOK 気持ちが伝わる贈りものアイデア』(文藝春秋)がある。

デイリーギフトはもっと自由に

オモムロニ。さんの著書『DAILY GIFT BOOK 気持ちが伝わる贈りものアイデア』(文藝春秋)

「今日はみんなでざっくばらんに話したい」と参加者に話しかけ、和気あいあいとした雰囲気のなかで始まったオモムロニ。さんのトーク&座談会。ギフト選びのアイデアが詰まった著書『DAILY GIFT BOOK 気持ちが伝わる贈りものアイデア』を片手に、次々にギフト選びのヒントが紹介されていきました。

ギフト選びで大事なこととして伝えられたのは、“ギフトはあくまでも想いを伝えるためのツール” 。つまりは口実なのだということ。

もともとオモムロニ。さんもくちべたで気持ちを伝えるのは得意ではなかったけれど、ギフトの力を借りることで、だんだんと気負いも照れもなく素直に「ありがとう」や「おめでとう」を表現できるようになっていったのだそう。

写真:イベントにて参加者がテーブルを囲み作業を行う様子

そしてオモムロニ。さんが気づいたのは、相手に気持ちが伝わればどんなものでもギフトになり得るということ。“ギフト選びに不正解はない”のだといいます。

モノ選びに悩むと消去法で無難なギフトを選びがちだけど、ルールやマナーに縛られてしまうのはもったいない。贈答品やビジネスギフトは別ですが、DAILY GIFTはもっと自由に選んだほうが、贈る自分も楽しいし、その方が相手にも気持ちが伝わるのです。

ハンドクリーム、入浴剤、ハーブティー、ドリップコーヒーなど、プチギフトとして誰もが思いつく定番オブ定番なアイテムこそ、ひとひねりが必要。例えば、ハンドクリームを贈る際は、「あの人は赤ちゃんがいるから舐めても平気な成分のものをあげよう」などと相手のライフスタイルや好みに合わせて選ぶことで、印象に残るのだそうです。

オモムロニ。さんが持参した『プレミアムハンドクリーム』(ボディピース)

地元のものを贈れば自己紹介のきっかけにも!

「手土産を選ぶのにいつも悩んでしまう」という参加者の方にオモムロニ。さんが伝えていたコツは「“テッパン”を作る」ということ。特に地元で“テッパン”を作れると便利で、グルメや情報通な人ほど、誰もが知る有名店や人気店よりも、“その街で愛されているローカルの名店”のほうがマニアックで喜んでくれるといいます。

すると、ここでオモムロニ。さんから参加者全員にサプライズギフトが!

オモムロニ。さんが地元で調達した『横濱 ぶぶあられ』(岩井の胡麻油)

贈られたのは『横濱 ぶぶあられ』というお菓子。参加者から「缶だけでめちゃくちゃかわいい!」と歓声が上がるほど好反応だったこちらは、なんとオモムロニ。さんがお住まいの横浜にあるごま油会社の商品でした。

地元の商品だと買いに行きやすいうえ、ギフトがそのまま自己紹介になって地元トークで盛り上がることも多く、会話を広げるきっかけにもなるというのです。

缶にはオモムロニ。さんからの直筆メッセージが添えられた付箋も

贈りものの失敗談やお悩みを共有し合う座談会

写真:イベントにて参加者がテーブルを囲み、笑いを交えながら話し合う様子

その後も参加者から寄せられるお悩みや失敗談、質問などに、全員で意見を交わしながらヒントを伝えていくオモムロニ。さん。

数々の相談のなかでも、ギフトのラッピングに悩んでしまう場合はパッケージのかわいい商品を選べばそのまま渡せておすすめというアイデアや、海外の方へのギフトは日本的なデザインのものよりも日本製の商品を選ぶと質が良くて喜んでもらいやすいというエピソードは多くの共感を集めているようでした。

写真:イベントにて参加者がテーブルを囲み、笑いを交えながら話し合う様子

また、「いつも出かける当日に駅で手土産を探してバタバタしてしまう」というお悩みにも納得のご回答。“テッパン”の店を作っておけば焦らずに済むうえ、それがデパ地下や駅ナカにある老舗や有名店なら目上の人や帰省の際も安心。そういった誰もが知るお店こそ、その地域限定の商品や期間限定の味など、ちょっと変り種をチョイスして特別感を添えてみるといいそうです。

自分の中でお気に入りのアイテムやお店を“テッパン”として用意しておくことで、気持ちに余裕も生まれて、より自分らしいギフト選びができたり、遊び心ある変り種ギフトにもチャレンジしやすくなる。それが、DAILY GIFTを選ぶのも贈るのもより楽しくなるコツなのかもしれませんね。

ギフトに想いを添えるラッピングを体験

もうひとつのサプライズギフト『はじけるキャンディチョコレート。』(メリー)

約90分間のトーク&座談会の時間はあっという間にエンディングへ。最後は参加者全員で、SOZO BOXのラッピングBARのアイテムを使ったラッピング体験!

オモムロニ。さんからのもうひとつのサプライズギフト『はじけるキャンディチョコレート。』(メリー)が手渡され、それを大切な誰かへの贈りものとして想いを込めてラッピングすることに。

写真:イベントにてコーディネートに使うクラフトグッズを選ぶ様子
利用料500円でクラフトグッズ使い放題のラッピングBAR

最初はぎこちなさが感じられた参加者の皆さまも、手を動かしていくうちに創作意欲に火がついたのでしょうか。スタンプや付箋を使ってメッセージを添えたり、オリジナルのシーリングスタンプを作って封筒に付けたり、それぞれが自由にラッピングを楽しんでいるようでした。

写真:イベントにてシーリングスタンプを使う様子
オリジナルのシーリングスタンプを作ってギフトを華やかに!

こうして幕を閉じた『DAILY GIFT の選び方』。参加された皆さまからは

「贈りものをあげる喜びを思い出した」「ささやかな気遣いの気持ちをギフトで届けたくなった」「何かを贈ることは相手のことを考える素敵な機会なのだと改めて感じた」「もっと気軽に身近な人への贈りものを楽しみたいと思った」

などとたくさんの喜びの声が寄せられました。

写真:参加者がそれぞれ自分でコーディネートした商品と一緒に写っている集合写真

『DAILY GIFTの選び方』ポイント・ギフトはあくまでも想いを伝えるツール!・“テッパン”を作っておけば悩まない!・定番アイテムほどひとひねり!

SOZO BOXでは今後も贈ることの楽しさを体験できるイベントを開催予定。最新の情報はホームページや公式Instagramからぜひご確認ください。

▶️SOZO BOX Instagram https://www.instagram.com/sozo_box/