写真:店舗内に掲載されている様々なギフト

読みもの贈りものストーリー

イベントレポート|文筆家 甲斐みのりさんによるギフトすきノートのすゝめ

自分の“すき”を知ることが上手に想いを届けるコツ

写真:イベントにて参加者がテーブルを囲み説明を聞く様子

贈ることを楽しむための場所として秋葉原に誕生した『SOZO BOX』は2月末でオープン1周年。2年目に入るSOZO BOXは、「贈りもの」を通じて自分の想いを伝えるプロたちと一緒に、SOZO BOXならではの、想いを伝えあう新しい”贈りもの文化”を作るため、さまざまなコンテンツを展開していきます。

1周年を記念して2月から3月にかけての1ヶ月間は『SOZO GIFT MONTH』と題し、贈りものを“もっと”楽しむためのイベントを展開中。

その第2弾として、3月7日・8日にワークショップイベント『文筆家 甲斐みのりさんによる“ギフトすきノート”のすゝめ』を開催しました。

大切な人に届けたいけど、なかなか上手に表現できない「ありがとう」「がんばって」という想い。

そんな想いは贈りものに添えると効果的に届けやすいのですが、どんなものを贈れば喜んでもらえるのか悩んでしまいがちですよね。

もし上手に贈りものを選べないときは、まず自分の“すき”を知り、自分を見つめてみることが大切なのだそう。

今回のイベントでは『「すきノート」のつくりかた』の著者の甲斐みのりさんを囲み、贈りものにまつわるエピソードを話し合ったり、参加者全員で“ギフトすきノート”に“すき”を書いて見せ合ったり、あらゆる“すき”を参加者同士で共有。贈りものを通じて想いを届ける楽しさを知るハートフルなイベントとなりました。

【プロフィール】

写真:文筆家 甲斐みのりさん

文筆家甲斐みのりさん

旅、散歩、お菓子やパン、クラシック建築、雑貨や暮らしなどを主な題材に、書籍や雑誌などに執筆。地方自治体の観光案内パンフレットの監修も手掛ける。著書に『「すきノート」のつくりかた』『気持ちが伝わるおいしい贈りもの』『歩いて、食べる東京のおいしい名建築さんぽ』『日本全国地元パン』など50冊以上。

贈りものは自分が楽しむことが大事!

写真:イベントにて参加者がテーブルを囲み説明を聞く様子

イベントは甲斐さんが贈りもので想いを伝える楽しさについて語る “ギフトーク”からスタート。甲斐さんがその楽しさに魅了されるようになったきっかけや、贈りものの楽しみかたを参加者に伝えてくれました。

子どもの頃から手紙を書くことが好きで、それで文章を書くことも好きになって文筆家になったという甲斐さんは、大人になってある友人との間で“お菓子文通”を始めるようになったのだそう。

「京都と東京で月に2往復くらい贈りものをし合って、贈ったものやもらったものを“贈りものノート”につけたりしていました。店の名前を覚えられるし、東京と京都の地域性も違いにも気づけて楽しかったですし、なにより贈りものが好きな人同士で贈り合えることがとても嬉しかったんです」

写真:イベントにて参加者がテーブルを囲み説明を聞く様子

そんな甲斐さんが贈りものをするうえで現在も大切にしていることは、あまり気構えず、自分自身が贈りものを楽しむことだといいます。

「もらって嬉しかった贈りものや素敵なラッピングなど、いいなと思ったことは積極的に真似をして、次に贈るときに取り入れてみています。例えば、ギフトを入れたカゴをバンダナでラッピングすると、中身だけでなくバンダナも使えて喜んでもらえるんです。これも元は自分がもらった贈りもののアイデアでした。こういうアイデアを真似していくと、贈りものがどんどん上手になって楽しいんですよ!」

バンダナでラッピングすると、バンダナもそのままずっと使えるギフトに!

このほかにも、お茶菓子を入れた紙袋にクリップでドリップコーヒーを留めて添えたり、お金で買ったものではなくコースターなどを贈りものとして使ったり、甲斐さんの贈りものを楽しむ工夫が次々と紹介されていきました。

“ギフトすきノート”に自分の“すき”を書いてみる!

写真:“ギフトすきノート”を手に取る様子

甲斐さんの“ギフトーク”に耳を傾けたあとは、参加者全員でお題に沿って“ギフトすきノート”にそれぞれの“すき”を書き出していきます。

「“すき”を探すことは自分を見つめることであり、自分を知ることは想いの伝えかたを知ることにもなるんですよ」と、“すき”を書き出すことの大切さを優しく伝える甲斐さん。

また、自分の好きなことをたくさん書き出していくと“すきノート”自体がお守りのような存在にもなっていくのだとか!

参加者の皆さんは夢中でペンを走らせ、それぞれが“ギフトすきノート”にびっしりと“すき”を並べていきました。

写真:ギフトすきノートに書き出す 9つの質問

ギフトすきノートに書き出す 9つの質問1. 日頃、好きなものはなんですか?2. 住んでいる最寄りの駅の好きなお店や名物は?3. 地元の好きなお店や名物は?4. これまでもらって嬉しかった贈りものはありますか?5. ものに限らず、嬉しかった言葉やシチュエーションはありますか?6. 自分がこれまで選んだ贈りもので思い出せるものを書き出してください7. 大切な人・好きな人を思い浮かべてください8. 7で答えた人に贈りたいものを考えてみましょう9. 7に書いた人への贈りものを考えて見ましょう

写真:イベントにて参加者が黙々と作業を行う様子

みんなの“すき”には贈りもののヒントがいっぱい!

写真:イベントにて参加者がテーブルを囲み、笑いを交えながら話し合う様子

集中して“ギフトすきノート”に向き合ったら、あとはそれぞれの“すき“を共有する発表会!

まずは甲斐さんがお手本を見せるように発表をしてみせましたが、最初はみんな恥ずかしいのかなかなか手が挙がりません。ところが、一人が勇気を出して“ギフトすきノート”を片手に発表し始めると、次第に和気あいあいとした雰囲気に!

好きな本にまつわるエピソードや美味しい食べ物、地元や最寄り駅にある魅力的なお店などが共有されていくと、「その店知ってます!」「昔そこに住んでいました!」などと共感の輪が広がり、“すき”の話がどんどん膨らんでいきます。そこには贈りもののヒントがいっぱい!

写真:イベントにおける発表会の様子

各自が積極的にメモを取りながら、それぞれの“すき”を共有し合うと、あらかじめ用意されていた質問以外の“すき”も自然と語られ始めました。これには甲斐さんも「たくさんの気づきがあって、とても温かい気持ちになれました!」と感動!

贈りものを贈って怒られることはない!

写真:イベントの最後で甲斐さんがメッセージを送り、参加者が拍手をする様子

イベントの最後は甲斐さんが事前に送られていた質問に答えながら、参加者の皆さまにメッセージ。

「贈りものを贈って怒られることはないので、相手を喜ばせようと考えすぎず、自分が楽しむことが何より大事。その先に相手が喜んでくれたら嬉しいけれど、まずは“すき”を共有することを楽しんで!」と、贈りものを楽しむことの楽しさを重ねて丁寧に伝えながら、参加者たちの背中を力強く押してくれました。

『ギフトすきノートのすゝめ』ポイント・自分の“すき”を見つめてみよう!・贈りものはまず自分が楽しもう!・嬉しかった贈りものは真似しよう!

これからもSOZO BOXでは贈ることの楽しさが体験できるさまざまなイベントを実施していきます。最新の情報はホームページや公式Instagramからぜひご確認ください。

▶️SOZO BOX Instagram https://www.instagram.com/sozo_box/